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褥瘡対策委員会指針

2019年10月1日

医療法人香風会 黒野病院は褥瘡対策委員会を設置し、褥瘡の予防に重点を置き、早期発見、早期治癒を目指すことを目標として活動しています。
入院患者様個々にリスクをチェック、栄養状態の評価、マットレスの選択、スキンケア・スキンテア等の評価を行い、褥瘡対策を進めていきます。

1.総則
医療法人香風会 黒野病院では、入院患者に対して「入院生活の質と予防」に配慮した良質なサービスを提供する為、褥瘡が発生しないような医療環境の提供に努めると共にその発生の防止と早期治癒のための体制を整備する目的で「褥瘡対策委員会指針」を定める。
2.体制
病院内における褥瘡対策を討議・検討しその推進を図る為、「褥瘡対策委員会」を設置し褥瘡対策に関する事項について検討をし、その結果を全職員に報告し、さらに検討を重ね幅広く褥瘡対策に努める。
3.職員の責務
職員は、褥瘡に関する基礎的知識を持ち、日常的な医療・看護・介護において褥瘡発生の予防と早期治癒について配慮しなければならない。
4.褥瘡対策委員会の設置
目的 褥瘡対策を効果的に推進する為に「褥瘡対策委員会」を設置する。
委員 褥瘡対策委員会は、次に掲げる者で構成する。
  • ①褥瘡担当医師
  • ②看護部長
  • ③褥瘡担当主任(看護師)
  • ④病棟選任看護職員
  • ⑤管理栄養士
5.褥瘡対策委員会の開催
褥瘡対策委員会の委員長は毎月1回褥瘡対策委員会を招集する。
委員会では次に掲げる事項について審議する。
  • ①院内における褥瘡及び合併する感染症の予防及び治療体制に関すること
  • ②褥瘡及び治療に関する情報収集に関すること
  • ③院内での褥瘡事例の対応策に関すること
  • ④褥瘡対策の為のマニュアル類の整備に関すること
  • ⑤職員を対象にした褥瘡予防に係わる研修の実施に関すること
  • ⑥その他院内の褥瘡の予防及び治療のために必要な事項に関すること
  • ⑦毎月1回各病棟の症例を持ち寄り、審議する
  • ⑧各病棟の担当看護職員はマット数を点検し、適正なマットが使用されているか確認する。
  • ⑨褥瘡が発生している患者様の、創部の経過状況を確認する。
  • ⑩病棟選任看護職員は病棟のカンファレンスにおいて、適正な褥瘡対策を講じているかについて、助言及び指導を行なう。
6.褥瘡対策の手順

①褥瘡予防及び治療の為の計画の作成

「ブレーデン・スケール」の評価で、14点以下の場合は、別に定める基準に規定される「褥瘡対策診療計画書」に作成する。

②褥瘡予防及び治療の実践

看護師等は、褥瘡対策診療計画に基き、別に定めるマニュアルに従って、褥瘡予防及び治療を行なう。

③褥瘡対策の評価

褥瘡対策委員会は褥瘡予防及び治療計画に従って適切な予防及び治療の実践が行なわれているかを定期的に確認しなければならない。

7.褥瘡対策に関する研修
褥瘡対策委員会において作成された研修計画に従い、全職員を対象とした褥瘡対策に関する職員研修会を、定期的かつ継続的に実施する。
8.記録の保管
褥瘡対策委員会の審議内容等、病院内における褥瘡予防に関する諸記録は2年間保管する。
9.指針等の見直し
本指針及び褥瘡対策に関するマニュアル類等は褥瘡対策委員会において定期的に見直し、院長の承認を得て改正する。

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