2020年5月1日
- 1.医療安全管理に関する基本的な考え方
-
医療事故の発生を未然に防ぎ、患者様が安心して安全な医療を受けられるよう環境の整備を目指します。
職員がそれぞれの立場から医療事故防止に取り組み、個人レベルおよび病院全体の組織レベルで事故防止対策を推進します。
- 2.医療安全管理の組織体制
-
病院長を委員長とする医療安全委員会を設置し、医療安全管理対策を総合的に企画、実施するなど、医療の安全管理に係る体制の確保および推進にあたります。また、医療安全管理の任に当たるため医療安全推進者(リスクマネージャー)を配置し、情報の収集・分析および方策の企画立案を行います。
又、次に掲げる部門の委員をもって構成する。
- ①病院長
- ➁副院長
- ③薬局長
- ④看護部長
- ⑤病棟師長(4病棟)
- ⑥管理栄養士
- ⑦作業療法室長
- ⑧デイケア主任
- ⑨医療相談室長
- ⑩経理
- ⑪事務長
- 3.医療に係る安全確保を目的とした改善方策
- 各医療現場での「ヒヤリ」、「ハット」の経験や事故の全情報を師長会が収集して原因の分析および改善策について検討を行い、医療安全委員会が審議決定し、その結果を全職員に情報提供することにより事故発生の予防対策、再発防止に努めます。
- 4.医療安全管理のためのマニュアル整備
- 安全管理のため、医療安全対策マニュアルを始めとして、院内感染防止マニュアル、褥瘡マニュアル、行動制限最小化マニュアル、個人情報保護マニュアル、医薬品の安全使用のための業務手順書の各種マニュアルを整備します。また、このマニュアルの見直しを随時行います。
- 5.医療安全管理のための研修
- 医療安全に関する意識の向上および医療の質の向上を図るため、全職員に対して医療安全管理に関する研修を年2回以上行います。
- 6.医療事故発生時の対応
- 医療事故等が発生した場合は、医療上の最善の処置を行うことはもとより、医療安全委員会または医療事故調査委員会で事実関係を調査し、その報告を踏まえて患者様およびご家族様への説明等誠意を持って対応します。公表に当たっては、患者様のプライバシー保護に十分に配慮した対応を行います。
- 7.患者様等に対する当該指針の閲覧
- この指針は、患者様等に医療の安全管理への理解と協力を得るため、院内掲示等にて掲載等を行い、積極的な閲覧の推進に努めます。
- 8.患者様からの相談への対応
- 「患者・家族相談窓口」を設置し、患者様等からの苦情、相談に適切な対応をいたします。また、相談により患者様等が不利益を受けないよう努めます。
- 9.医療安全管理の推進
- 本指針と「医療安全対策マニュアル」は随時見直しを行い、改訂結果は病院職員に周知徹底する。
医療安全管理委員会は医療安全に係る情報収集の為、関係各機関との連携を図り、積極的な情報の共有を図り、医療安全の向上に努める。